法人研修を実施しました

2022年11月30日

2022年11月12日(土)昭島エンシス校舎棟にて、法人職員全体研修会を開催しました。

 日々変化しつつある利用者ニーズ、障害福祉サービスへの報酬改定、競合するサービスの推移を鑑み、社会福祉法人としてどのように地域社会に貢献していくのかを確認、共有することを研修の目的としました。

 最初に浅川理事長が法人全体の方向性について、職員へ話があり、その後事業所ごとにグループワークを行うといった流れでの研修です。

 浅川理事長からは「現在障害福祉サービスがどのような現状に置かれているのか、昭島市におけるゆいのもり福祉協会のポジション、将来的な事業展開について」などの説明があり、その上で職員一人一人に「現状維持ではなく、より良く、新しく」といった意識を持ち、働いてほしいと話がありました。

 グループワークではまず「利用者アンケートから見た事業所の強みや改善点、求められるニーズはなにか」といったテーマでディスカッションを行いました。

 テーマごとの話し合いの中では「関係機関との連携が早いこと、作業の種類が多くあり、メンバーが自分のやりたいことを見つけられること、レクリエーションなどのプログラムが多いこと、就労移行を併設していること」などの強みがあるのではという意見が挙がりました。また事業や作業種類を広げすぎて身動きが取りづらくなってしまっているのも、ゆいのもりの現状ではないか、という意見も挙がりました。

後半は「現場の支援について、具体的な悩みや支援方法について」にテーマ変更です。

事業所グループごとに「○○さんにどう対応しているのか」「どの作業工程までをメンバーにお願いして良いのか」「現場でのとっさの判断に迷いがある」といった、支援現場での具体的な悩みについて活発に意見交換しました。

全体で2時間あまりの研修会でしたが、予想以上にグループワークが盛り上がりました。次年度は時間設定を見直さなくては…と反省させられる程です。

 今回行った研修会で、ゆいのもりの現状確認と利用者のニーズを改めて職員間で共有すること出来ました。そのうえで、支援の改善点を指摘し合うだけではなく、より良い方法や統一した方向性を確認しました。

 研修を終えた職員から「日々支援に追われる中で、職員間での意見交換の時間が少なくなってきていたかもしれない」といった感想がありました。こういった感想が聞こえてくる事からも、法人の全職員で方向性を確かめ合う事の意義が、コロナ禍でより深まっているように感じられます。